高校2年の冬から受験勉強がスタート!この時期に受けるべきテストとは?
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質問:受験勉強っていつから始めたらいいの?
でも、学校では受験の話が出てきて、親も早めに受験勉強しといたらって言います。受験まで1年以上あるし、まだ勉強しなくていいかなーって思うんですが、受験勉強っていつくらいから始めたらいいんですか?
回答:高校2年の冬から始めるのが理想です!
実は1月の中旬に勉強の目標となるテストが行われることを知っていますか? 今回の記事では、そのテストの紹介と高校2年の冬から受験勉強をスタートさせるべき理由をお伝えします。
高2の冬は高3の0(ゼロ)学期だ!
しかし学校の先生との面談では「受験」についての話題が出始め、高校の先輩は受験に向けて頑張っている時期でもあります。「ついこないだ高校受験が終わったのに、もう受験の話かぁ……」と、どんよりした気持ちになる人も多いのではないでしょうか。
そんな心境もよくわかります。
ただし、カレンダーを見ると約1ヶ月後には、センター試験が行われます。
高校2年の冬からセンター試験対策は始まる!?
冷静に考えてみてください。
現在、高校2年生のあなたも、センター試験まで残り約1年です。
このスケジュールを考えると「高校2年生だから受験はまだ遠い話」とは言ってられないでしょう。
ちなみに、ビリギャルの主人公は高校2年生の夏から、坪田塾に通っています。
「でも、やりたいこともないし、志望校も決まってないから、何から勉強していいのかわからない!」そんな声も聞こえてきます。
なにを目標に勉強していいか分からないのであれば、まずは『センター試験本番チャレンジ』を受験してみましょう。
センター試験本番チャレンジとは、河合塾さんが実施する高校2年生向けのセンター試験形式のテストです。
この試験は、毎年センター試験の時期に、全国の会場で実施されます。受験料は500円で、大学受験生が受ける問題と全く同じ試験にトライできます。国語・英語・リスニング・数学ⅠA・数学ⅡBが対象科目です。
「センター試験って高校の全範囲が対象だから、高校2年で受けるのはまだ早いんじゃないの?」という疑問があるかもしれません。
しかし、センター試験内容の約80%は高校2年生までの範囲から出題されています。つまり、これまで学校で学んできた内容で十分回答が可能であり、現在の学力や1年後にセンター試験を受験するイメージが持ちやすくなるのです。
今回のセンター試験本番チャレンジでは、各科目で平均点を目指しましょう。その理由は現役の受験生(高校3年生と浪人生)と同じ試験を受けることからです。高校2年生の段階で平均点が取れていれば、受験本番までの1年を使って7割〜9割の点数を目標にできます。
高校内容をいつ学び終えるかが重要
もしあなたが、一般的な中高一貫校の高校2年生であれば、そろそろ高校で勉強する範囲はすべて終わるのではないでしょうか?
そのカリキュラムのおかげで、高校3年生の約1年間を志望校別対策に使うことができるのです。
もちろん学力が伴わないと不可能なカリキュラムですが、「高校内容は高校生がやる」ことが当たり前ではないことがわかります。
もしあなたが、偏差値の高い大学への進学を希望しているなら、大学入試は全国の高校生(浪人生)がライバルであることを早い段階で意識しなければなりません。なぜなら、高校3年間で高校内容を学ぶ高校がある一方で、高校3年から大学別の入試対策をしている高校もあるからです。
この差は、センター試験本番チャレンジの結果から、現在の学力と目標との差を知ることで意識できるでしょう。
高校3年の0学期は高校2年の冬からスタートする
Study Roomでは、現在高校2年生である生徒に高校3年生の姿から、来年の自分をイメージしてもらうようにしています。
夏頃から受験生は、ほぼ毎日教室に来て何時間も勉強をしています。いつ教室に来ても自分より早く教室に来て遅く帰っている受験生が、大学の過去問や参考書を繰り返し解いている姿や、志望校に合格して嬉しそうに報告している様子を見ることで、高校2年生は来年迎える受験を意識するようになるのです。
そんな高校2年生にこの時期から自覚してほしいことは、高校2年の冬を「高校3年の0(ゼロ)学期」として、勉強する習慣を身につけることです。
なぜ高校2年の冬から受験モードで勉強を始めるのが大切かというと、高校3年生の会員生からこんな言葉をよく聞くからです。
「もっと早めに塾に通って勉強するべきだった。ぜんぜん時間が足りない……。」
特に今年の高校3年生は夏頃にStudy Roomに入塾した生徒が多く、膨大なカリキュラムをかなりのスピードでこなしているため、余裕がありません。
高校入試であれば以前の記事で書いたように100日間の勉強で志望校合格も可能ですが、大学入試はそんなに甘くはありません。
偏差値が高い大学へ進学したいならば、それなりの時間と労力が必要です。
センター試験で良い得点を取って志望校に合格した受験生は、不合格者と比べて少し多くの過去問に取り組んでいました。このわずかな取り組みの差が合否を分けているのです。
しかしながら、今すぐに過去問の演習をしても効果はあがりません。高校内容が終わっていないのに、過去問に取り組むのは順番が逆です。つまり、より多くの過去問演習をするためには、いかに早く高校内容を総復習して理解できるかにかかっています。
高校内容の総復習が終わる時期は、その人が選択した「環境」と「努力」によって左右されます。
中高一貫校のように高校2年生で終わるのか、それとも高校3年の秋〜冬なのか。データから確実にいえることは、早めに過去問演習をスタートすれば合格する可能性が高いことです。
志望大学に何がなんでも行きたいと思っている人は、高校2年生の冬を「高校3年 0学期」とし、志望校合格への第一歩を踏み出すことを検討してみてはいかがでしょうか?
Study Roomはそんな高校2年生を全力で応援します。