12月からでも合格できる!京都府公立高校入試-中期選抜英語-100日対策
目次
質問:12月からの勉強でも公立高校に合格したい!
回答:短期間の勉強でも合格できる可能性あり!
残り時間は決して多くはありませんが、志望校を高望みしすぎなければ十分合格する可能性があります。
そこで大切なのは、受験までの約100日間で5教科を無駄なく勉強すること。
今回の記事では、京都府の公立高校中期選抜英語試験の問題分析と、100日間で志望校合格を目指すおすすめの勉強方法・参考書をご紹介します。よかったら最後まで読んで、参考にしてみてくださいね。
京都府の入試問題に合った受験対策をしよう!
転勤が多かったのもあり、様々な地域の高校入試問題をみてきました。
県によってカラーがあり様々な違いが見られます。
今回は京都府の公立高校の中期選抜で課される英語の入試問題を見ていきたいと思います。
中期の英語は読解問題が中心
まずは全体の構成から、見ていきましょう。
1番・2番:長文読解問題(点数配分70%)
3〜5番:リスニング問題(点数配分30%)
この問題構成から、しっかりと得点を稼ぐには長文を素早く理解して正しく問題に答える、長文読解力が重要だとわかります。
解答方法は記号が中心!スペル暗記は不要!
一般的な中学校の定期試験では、選択式の問題は少なくほとんどが記述式問題であるため、単語を正しく書かなければ得点を落としてしまいます。そのため、テスト前になれば必死に単語を書いて覚えようとする生徒の姿をよく見ます。
また学校の先生から、ノートに単語をたくさん書いて提出することを求められる生徒もいるようです。
しかし、京都府の公立高校中期選抜の英語試験では、意外にも英語を書く問題が少ないのです。
実際の過去問でみていきましょう。
2014年の中期選抜の問題を見ると長文問題「19問中13問」は選択式の問題で英語を書く必要がありません。
英語を書く必要がある6問をよく見ると、文章を書く問題がないとわかります。
例えば、
(1)は1単語の形を変えて書け。
(4)は穴埋めで2単語を埋めよ。
(10)は「左ページの本文中から抜け出して書け」
なので、探し出すことができればスペルミスをすることもありません。これで、京都府の公立高校の中期の英語試験では、「単語」を書かせるレベルの記述問題しか出題されないとわかります。
つまり高校入試で、書く能力がほとんど求められていないということです。
必要なのは、読む・聞くための英語力
入試問題と普段の定期テストを比べるとどうでしょうか?
定期テストの方が英語を書くという点では、中期選抜よりもかなり多いと思います。文部科学省は、英語の4技能(読む・書く・話す・聞く)を身に付けさせようとさまざまな施策を展開していますが、まだ京都府公立の高校入試では、4技能すべてが問われていないのです。
この理由はいくつかあると思いますが、真っ先に考えられるのが採点者の負担です。京都府の公立高校の受験生全員の「書いた英語と話した英語」を採点するのは、非常に時間と労力がかかってしまいます。そのため、京都府の公立高校の中期選抜では「読む・聞く」の2技能を中心に出題しているのです。
100日で合格するために英語ですべきこと
ここまで読んで来た方は、もうお分かりかもしれませんが、
京都府の公立高校の中期選抜英語試験でいい点数を取るには、英語を「読む力」と「聞く力」を向上させるための勉強が必要となってきます。
長文を読むための英文法を勉強しよう!
学校の定期試験ではたくさん出ていて苦手な人も多い文法問題ですが、中期選抜入試ではほとんど出ていません。そのため、文法を学ぶ際に大切なことは、長文を読むために文法を身につけるということです。
中学英語の長文問題で便利な文法は「関係詞」や「不定詞」なので、まずはこの文法単元を勉強しましょう。この2点がマスターできれば、「長文が前よりもスラスラ読めるようになったかも♪」と実感できるはずです。
合格には暗記!でも高校では通用しないと知っておこう!
大学入試と違い、高校入試までは単語を暗記すれば、文法がわからなくても「なんとなく」で英文が読めて問題が解ける可能性が高まります。今回は受験本番までの時間が限られているので、毎日1つでも多くの英単語を覚えるようにしましょう。
中学ターゲット1800を活用して「英単語を見て理解できる」かのチェックをします。
しかし、単語重視・文法軽視の生徒が高校生になると、どこかのタイミングでその「なんとなく英文が読める」が通じなくなる瞬間がきます。そのため、高校入試が終わったら、しっかりと英文法を学ぶことをオススメします。
リスニングは毎日聞いて耳を慣れさせよう!
繰り返しになりますが、受験問題の残り30%はリスニングの問題です。語学である英語は慣れることが大切です。そのため受験日までに、毎日リスニングの問題を聞きましょう。
スマートフォンや音楽プレイヤーに音源を入れて、暇さえあれば聞く習慣をつけるのです。そうすれば机の上だけでなく、どこでも勉強できます。移動時間や待ち時間などのスキマ時間でリスニングをマスターしましょう。
おすすめの参考書
中期選抜は、英語を読む力と聞く力が求められるため、その勉強ができる参考書を選びましょう。注意すべきことは、英作文をひたすらする問題集は英語力を上げるが、中期選抜でいい点数を取るための勉強法には向かないということです。
受験本番まで時間が十分にないので、志望校に合格することを最優先して、割り切った勉強をしていきましょう。
Study Roomがおすすめするのは、以下の参考書です。
今日からスタート高校入試 英語
(引用元:文英堂)
英語長文レベル別問題集1 超基礎編
(引用元:Toshin.com)
年内中にこの2冊の参考書を、最低でも1周はしましょう。その後、年明けまでには、この参考書で身につけた知識を使って、京都府の公立高校の過去問や予想問題集に取り掛かります。この勉強に並行して、2冊の参考書の2周目の勉強も取り組みましょう。
京都府公立高等学校 中期選抜
(引用元:英俊社)
京都府公立高等学校中期予想テスト
(引用元:英俊社)
受験対策をするうえで1番大切なのは、実際の試験に慣れることです。
こちらの記事でも書きましたが「非日常である受験を少しでも日常に」するためには、過去問や過去問そっくりの予想問題集を繰り返し解いていきましょう。
まずは志望校を目指す!合格後も勉強は続く!
受験本番までの時間が限られた中で、「100日で合格するためにすべきこと」をご紹介してきました。ここで勘違いしてほしくないのは、今回の勉強方法はあくまでも京都府の公立高校の中期選抜英語試験でいい点数を取ることを目的にしている点です。
今回ご紹介したような勉強方法は大学受験にも当てはまります。
Study Roomの生徒が、普通の模試では偏差値が悪くとも、大学別の模試(早稲田模試・慶応模試)で判定が良いのは、その大学の傾向を分析して良い点数が取れる指導を行い、生徒がその勉強を信じて努力するからです。
まずは志望校合格を目指して、短期間の勉強で結果を出せるように、100日間の努力を積み重ねましょう。
その後、見事に合格して行きたい高校に進学できれば、高校生活で叶えたいことや体験したいことを達成できるように、コツコツとがんばっていきましょうね。