塾選びの大切なポイント!その先生はお子様の恩師になれますか?
質問:塾選びのコツを教えてください!
最近、新聞にいろいろな塾のチラシが入っていますが、多すぎてどの塾を選べば良いのか迷っています。料金や合格実績はもちろんですが、塾を選ぶ際のポイントや決め手になるものを教えて欲しいです。
回答:お子様と合う先生の存在が重要!
塾に通う目的は、「成績を上げる⇒志望校に合格する⇒楽しい学校生活を送る」ことだと思います。だから、「この先生ならなんとかしてくれるだろう!」と思える先生が教室にいるかどうかが塾選びのコツです。
体験授業が先生と出会える場所
TBS系列で金曜夜10時から放送されていたドラマの原作は、こちらの本です。おおまかなストーリーは、中卒である父親が、塾に行かせず自分で娘に勉強を教え、難関中学合格を目指すもの。
私は普段テレビをあまり見ませんが、このドラマは毎週楽しみに見ていました。Study Roomでも見ている生徒が多いです。
普当たり前ですが、普段勉強を教えてもらう学校や塾の先生と生徒は、血は繋がっていません。しかし、父親が自分の子供に勉強を教えるとなると熱の入り方が違います。「つるかめ算」という中学受験に必要な計算方法を指導するために、実際に鶴と亀を折り紙で折ったり、「旅人算」を指導するために、すごろくを作成したりします。
父親が娘の受験勉強のためなら、可能な限りの方法を試して一緒に勉強している姿に心をうたれたのは、私だけではないでしょう。
説明分かりやすすぎかよ。こんなお父さんほしい。サダヲください。 #下克上受験 #つるかめ算 #阿部サダヲ #山田美紅羽 pic.twitter.com/1k6yoa39MA
— ニセタナカ (@Ooo13sb) February 7, 2017
旅人算をすごろくに例えるの上手い。
何メートルって漠然とした数字だから分かりにくいのを「何コマ」って分かりやすい数字に置き換えるの良いアイデアだね。#下克上受験 pic.twitter.com/e3sqJC6DWT— ぱしふぃっく・ぱずー@映画垢 (@deltakou) February 3, 2017
ただし、現実を考えると親と子なら、距離感が近いためにぶつかってしまい勉強にならないでしょう。
そこに塾の役割があるのだと思います。
その先生は生徒の恩師になれるか?
Study Roomの生徒には、さまざまな塾を渡り歩いたツワモノがいます。
大手塾はもちろんのこと、遠方にある地域密着のマイナーな塾にも時間をかけて通っていたようです。
(数ヶ月で辞めたようですが……笑)
その生徒に塾を辞めた理由を聞くと、
「○○先生が嫌いだった!」「塾長が合わなかった!」
月謝や合格実績、自宅からの距離ではなく、先生との相性が原因だったようです。
思い返せば私も先生の影響を受けて得意・不得意科目が決まっていました。
私は高校の文理選択で文系を選びましたが、中学時代は理科が一番得意でした。
なぜならば、その当時のサッカー部顧問の先生が理科を担当していて、その先生が大好きだった私はいつの間にか理科が得意になっていたのです。
また、高校時代に数学が好きになったのも先生がキッカケでした。
天パなのかオシャレなのかよく分からないフワフワの髪型のその先生は、いつも大きなスケッチブックを抱えて教室に入ってきます。その専用ノートから生み出される、素晴らしく、分かりやすい授業に魅了され、毎回の授業が楽しみで仕方ありませんでした。一時期、その先生の真似をしてスケッチブックを持ち歩いていたこともあるくらいです(笑)
ちなみに中学では大好きだった理科ですが、高校に入り、化学の先生の難解な授業によって、さっぱりわからなくなり文系の道を選ぶことになりました……(笑)
やはり先生の存在は、科目の好き嫌い・得意不得意に大きく関係していると思います。
体験授業でたくさんの先生と出会おう
私の学生時代がそうだったように、わかりやすい授業をしてくれる先生や、自分に対して本気になってくれる先生との出会いが、生徒の運命を少しだけ変えてくれると思います。
そのため、塾探しにおいては、まずはいくつかの塾の体験授業を受けて担当してくれた先生との相性をチェックしましょう。多くの塾、特に個別指導塾では、体験授業を担当した先生に入塾後もそのまま教えてもらうことになります。
体験授業を受けてきたお子様には「先生の授業わかりやすかった?」「先生はどんな人だった?あなたと合いそう?」などと、必ず聞くようにしましょう。
お子様の反応が塾選びをする上での、1つの基準になるからです。
私の持論ですが、生徒にとって良い先生との出会いは、生徒を新しい環境へ導いてくれます。
そしてその新しい環境でさらに努力することで、素晴らしい出会いがあり、さらなる環境へ行くことができ、人生が変わるのだと私は思います。
そのため、お子様にとって恩師になりそうな先生が見つかるまで、さまざまな塾で体験授業を受けることをオススメします。