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28 12月 2015

受験がなければ遊びから気になる人や将来を見つけよう!冬休みの過ごし方-遊び編-

遊びには考えを深めて広げるきっかけが隠れている

受験生でない中高生には、冬休み中に自分の好きなことを目一杯することをおすすめしています。もちろんやるべき勉強や宿題をクリアすることが条件です。今回の記事では、好きなことをやりながら、自分の内面や将来を考えるきっかけが見つかる方法をご紹介します。

おもしろそうかも?を見つける冬休み

公立私立を問わず中学校と高校の冬休みは、約2週間ほどであっという間に終わってしまいます。Study Roomの生徒は、祖父母の家に帰省したり、ゲーム三昧を予定しているようです。

 

冬休みには、進路選択に向けた大学や高校の学校説明会が開催されないため、外に目を向けるより「自分はなにに興味があるのか?」と生徒自身が内面に目を向ける良い機会になります。

 

 

なんとなく選んだ文理選択で後悔する生徒も

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多くの高校生は、高校1年の時点で文理選択(※1)をしなければなりません。しかし、明確な判断基準を持っていない生徒が多く、「文系」か「理系」を選択することはとてもむずかしいようです。そのため文理選択の判断は、教科の得意不得意や、教科を担当する先生との相性や、友達の選択に左右されてしまいます。

*1
文理選択とは、高校2年以降に「文系」と「理系」のどちらの分野を重点的に学ぶかを決めることです。高校1年の6月ごろに最初の調査が行われ、秋には最終決定する高校が一般的。文理選択の時期や方法、スケジュールは高校によって異なるため、気になる方は高校へ聞いてみてください。
明確な理由を持たない文理選択をした結果、高校3年になってから、文転(理転)する生徒も少なくありません。

 

私は高校時代の文理選択に少し後悔があります。中学生の頃に理科が大好きだったのですが、高校で化学の授業がまったく理解できず、理科が嫌いになってしまいました。そのため理系の選択肢は消えたのです。

 

ただ、数学は得意だったので「大学は、文系で数学を学べる経済学部に行きたい」と考え、文系を選択しました。もう少し大学を卒業してからのことを考えて、文理選択をしてもよかったのかなと、今になって思います。

 

 

まずはたくさん知ることにトライしよう!

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文系と理系の選択には、「どちらが自分に必要な勉強なのか」と考えることをオススメしています。その選択には、どの大学の何学部に進学し、将来はどの仕事に就きたいのか将来の希望を持っておくといいでしょう。そうはいっても、「将来どうしたいかなんかわからん!」「興味があること・・・ないです。」なんていう生徒もたくさんいます。

 

そこで今回は、受験生でない中高生にオススメな冬休みの過ごし方を2つご紹介します。生徒だけでは取り組めず、親御様のご協力があったほうがスムーズなものもあるので、お子様に合ったアレンジをしてくださいね。

 

 

1. TVやゲームから気になる人を見つける

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Study Roomの生徒と話していると、冬休みにTVの特番を観ることや、新発売のゲームをすることを楽しみにしていることがわかりました。実は、TV番組やゲームからも自分の興味を見つけて深めることができるんです。

 

まずは、気になる人を見つけましょう。TVの出演者でもゲームの製作者でもYouTuberでも、誰でもいいです。例として、あるゲームにハマっている生徒で考えてみましょう。

 

最初に、そのゲーム製作者についてネットで調べてみましょう。大好きなゲームソフト製作者についてあれこれ想像をふくらませながら調べるとおもしろいです。人気のあるゲームだと、だいたい製作者のインタビュー記事などが見つかります。そのインタビューを読むと、ゲームの制作秘話や苦労話、製作者のゲームへの想いなどがわかります。

 

その製作者の話がおもしろいと感じたら、その人の名前を検索してみましょう。他のインタビュー記事や関わった他のゲームソフトなどが見つかるかもしれません。もっと深く調べると、その製作者が、ゲーム製作者になるために大学で学んでいたことや、どんな子供時代を過ごしたかを知れる可能性があります。

 

誰かの考え方や生い立ちを知ることは、自分の考え方を鍛えることができ、自身の将来を考えるうえで役立つことが多いです。

 

このように、身近で気になった人を見つけたら深く調べて関連するものに触れるようにしましょう。そうすると、自然に自分がおもしろいと感じるものがわかるようになり、自分の興味関心や進路について考えやすくなりますよ。

 

 

2. 親や親戚の学生と新社会人時代について聞く

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年末年始はバタバタしつつも、家族や親族と一緒にまとまった時間が取りやすい時期です。この時期に、親や親族として自身の学生時代や仕事の話をお子様にしてみてはどうでしょうか?

 

身近な大人が生徒に与える影響は非常に大きいです。両親と親戚のおじさんやおばさん、年上のいとこなどが、進路選択でうまくいったことや後悔していること、仕事選びでのエピソードや働き始めて感じた苦労や楽しさを、なにげなく話すことが、生徒に自身のことを考えさせるきっかけになる可能性があります。

 

このとき注意することは、押し付けがましくならないことです。押し付けがましくなってしまうと、どれだけ熱心に話をしても生徒は聞く耳を持ちません。あくまでも「自分の時はこうだったけど、◯◯(お子様)はいまどう考えているの?」と、相手に主体性や興味を持たせるような話をするように心がけるといいでしょう。

 

何かを知って考えるきっかけを持つ大切さ

文理選択に限らず、生徒が自分でなにかを選択する時に頼るのはこれまでの経験です。年齢を重ねるにつれて経験が増えるため、過去を振り返った時に「もっとこうすればよかったな」と後悔するのかもしれませんね。お子様と一緒にいる時間が増える冬休みだからこそ、今回ご紹介したような方法で「何かを知って考えるきっかけ」を提供してみてはどうでしょうか?

 

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