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21 5月 2021

面談に行く前に知っておくべき塾業界の裏話|塾が行う面談の目的とは?

質問:Study Roomでは普段、どんな面談を行っているのですか?

コロナの影響が長引き、いまだにオープンキャンパスに行けていない状況です。志望校を決めきれない中、アドバイスが欲しくて学校や塾の先生と面談をする予定です。

Study Roomでは普段、どんな面談を行っているのですか?

回答:その子”らしさ”を大切にした面談を実施しています。

その進路選択が「その子らしい」かどうか?といった生徒視点で考えることを大切にして面談を行っています。 意外にも、面談を行う目的が合格実績や合格者数といった「企業側」にあり、生徒のためになっていない場合も多くあるのです。

この記事では、大手予備校・塾が行っている面談の裏事情Study Roomが実際に行っている面談をケース別にご紹介します。

Study Roomの教室で、普段どんな面談が行われているのか気になる方は是非ご覧ください。

 

企業利益追求のための面談

面談

合格実績や合格者数にはカラクリがあることをご存知ですか?

東大・京大・早慶・関関同立など、難関校に生徒を合格させることは、塾にとって大きな宣伝になります。有名大学の合格実績、合格者数を増やす方法の一つがテストを主催することです。

例えば、「全国統一の学力テストを開催します!」そんな宣伝を見たことはないでしょうか?

こちらのテストは予備校・塾が主催しており、誰でも無料で受けることができるものです。 模試を実施し、結果が出揃ったら、予備校・塾は成績上位数パーセントの生徒に対して授業料値下げの特典を送ります。

生徒からしたら、相当額割引になった授業を受けない理由もなく、特典を受け取った予備校に入会します。 入会した生徒は成績優秀者であるため、有名大学への合格可能性は高く、順当に合格するという仕組みがあるのです。

 

また、 「志望校が決まらないなら、とりあえず偏差値が高い学校を目指しなさい。」そんな言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

一般的な進路相談ではありますが、生徒の志望校選択に付き合う時間がない「先生側の言い訳」の可能性も高いのです。

合格者数を増やすために偏差値の高い大学を受験することを勧め、一人の生徒が有名私立大学5,6校に合格するケースも珍しくありません。

成績優秀な生徒に複数の大学受験を勧めて、合格実績をつくることは塾・予備校側にとっては非常に効率がよいことです。

これは「企業側の視点」に立った面談だと思います。

 

Study Roomが面談で大切にしていること

Study Roomでは「生徒・親御さんの視点」に立って面談することを大切にしています。

生徒・親御さんからよく頂く言葉としてStudy Roomの「対応の丁寧さ」があがるのは、上記の姿勢を評価して頂いているのかもしれません。

ここからは3つの例を取り上げてStudy Roomの面談で大切にしていることをご紹介します。

 

例1: 生徒に寄り添う面談

公立と私立を合わせると60校弱の高校が京都市内にあります。

また、大学になるともっと数が増えます。 その中から自分に合った学校を見つけるのは一苦労です。

探すのがめんどくさくなり、「近いから。」という理由で決めてしまう生徒もいます。

ただ、学校選びはその後の人生に影響を与える大切な決断の一つです。 そのため、Study Roomでは生徒に寄り添う姿勢を大切にし、じっくりと対話していきます。

例えば、生徒と以下のような対話をすることを大切にしています。

生徒:自宅から30分程度で通える高校がいいな。

講師:自宅から高校までの通学時間をマップで調べてみよう

生徒:候補が6校ありそうです。

講師:ここの高校は若干遠いけど、授業開始の時間が9時30分で遅いから候補に入れてもいいかもね。どうかな?

生徒:良さそうな学校!調べてみます。あと、大学受験は大変って聞いたから内部進学がある高校がいいです。

講師:この高校に入れれば内部進学で○○大学にいけるよ。興味のある学部はあるかな?

内部進学するとしても、高校に入ったら定期試験は頑張らないとね

生徒:内部進学するとしても、高校生になっても勉強しないといけないんですね..

講師:勉強からは逃げれないね〜、あと内部進学だと大学の選択肢がほぼなくなるから慎重に考えないといけないね。大学も見てみようか?

上記のように、対話を繰り返す中で生徒自身に考えてもらい、その子自身の学校選びの基準、価値観を探っていきます

ただ、ホームページやパンフレット上の議論では限界があります。そのため、ある程度候補が絞られてきたら、行動に移してもらいます。

 

実際の行動例として、 進路選択の軸を深掘りするために、生徒と一緒にオープンキャンパスに行くこともあります。

学校にいる先輩・先生の雰囲気、実際の校舎を体験し感じたことを話してもらい、入学後の自分のイメージを一緒に膨らませます。

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実際に生徒とオープンキャンパスに同行した様子

 

生徒が言語聴覚士に興味をもったのであれば、その興味が本当のものか確認するために、言語聴覚士として実際に働いている人と話せる機会を設定します。

 

生徒が、芸大に興味を持ったのであれば、デザインとは実際どんな仕事であるのか具体的なイメージを持つために、東京で働いているデザイナーとデザインの授業カリキュラムをつくり、授業を受けてもらいます。

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デザイナーと設計したデザインの授業の様子

 

このように就職活動をする際の大学生並みに、自分と向き合ってもらいます。

時間はかかりますが、妥協せず自分と向き合うことで生徒の納得した進路選択ができると考えています。 方向性が決まれば、「個別最適化したカリキュラム」を提案するようにしています。

 

例2:各家庭の経済状況や学習環境を考慮した面談

他塾では売上のために「面談という名の営業活動」をしているケースが多いです。

営業数値があるから夏期講習は○○万円とってもらうよう面談をする。夏期講習の費用支払いを確認したらあとは根性論で勉強を強制的にやらせるだけ、、、 一方、Study Roomでは「夏期講習」を会員生徒に対して、一斉に受講させることはしていません。

その子にとって、本当に授業が必要だと感じたときのみ提案しています。

 

例えば、 英語は付き合いが長い家庭教師の先生に継続して習うことにし、Study Roomの授業はとらないと決めたとします。

そのかわりにStudy Roomの講師と家庭教師の先生でその生徒のカリキュラムに関して定期的に打ち合わせを行って生徒に関わる大人が全員でサポートできる体制を整えます。

 

また、苦手な数学はStudy Roomの授業以外の時間は、1人では進められないから数学を後回しにしてしまうと生徒から相談されたとします。

こういった場合は、Study Roomの授業を増やすのではなく、自習でもどんどん進められる解説が分かりやすいその生徒に合った参考書を提案します。

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その他にも、「得意な古典は集団授業で周囲の生徒に刺激を受けながら、より得意になろう」「日本史はYoutubeのアニメを見て、中学受験時に使った日本の歴史漫画を読んでから教科書で勉強していこう」などその生徒に一番適切であると考える勉強の仕方を柔軟に提案します。

Study Roomの授業を全科目とるのが営業的には正解ですが、生徒にとって最適な学習環境を提供できるよう他塾をあえてお勧めすることもあります。

 

例3:一人ひとりの個性を大切にした面談

大手進学塾を辞めてStudy Roomに入会してくる生徒も多くいます。

辞める理由としては、マニュアル的な対応が多いことが原因の一つです。

大手の塾はテレビコマーシャル、大量のチラシなど多くの広告宣伝費を使い生徒を集めます。 ただ、生徒の人数が多いため一人ひとりに時間をかけることができません。

マニュアルに沿った対応をすることが塾にとっては一番効率よく売上をあげられるのです。 そのマニュアルに合わない生徒は「自分のためのサービス」と感じることができず、その塾を辞めてしまうのです。

Study Roomでは生徒数を追わず、一人ひとりに最適な対応ができる環境づくりをしてきました。 「対応の丁寧さ」が伝わったのか、ここ数年は多様なバックグラウンドや個性を持った生徒が教室に集うようになりました。

 

塾を転々としている生徒、舞妓さんの道を諦め、高卒認定の取得から始める必要がある生徒、学校に馴染めず自宅で勉強することを決めた生徒。

 

上記のような生徒はマニュアル化された指導では受け入れが難しく、入塾を断られるケースもあるようです。

そんな生徒に対しては以下のようにそれぞれ違うアプローチで面談を行います。

「様々な塾に通って来たと思うけど、良かった点、悪かった点は何だろう?それを聞いてからStudy Roomができることを提案するね。」

「高卒認定試験は8-10科目と科目数が多いので、オリジナルの戦略を立てて入試に臨もう。」

「Study Roomは夕方からしか開いていないから、午前中の時間の活用法を含めて学習習慣をつくる方法を考えてみよう。」

 

上記のように、一見すると手間がかかり効率の悪い面談を行っているようにも思えます。 それができる理由の一つとして、「定員制」があげられます。

Study Roomは多くの生徒を集めることを目的とはしていません。「生徒一人ひとりに丁寧に寄り添い伴走すること。」が何よりも大切だと考えているからです。

 

 

誰もが「自分の人生」を歩めるように

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Study Roomの面談の主役は「私たち」ではなく「生徒」です。

もちろん、中高生が自分だけで将来の決断をすることは難しいです。 学校の先生、親御さん、塾の先生から多くのアドバイスをもらうことは必要でしょう。

まわりの大人と話す中で得た情報をもとに、生徒自身が小さな決断をすることで「自分の人生を歩んでいる」という実感を持つことができます。 その実感を持つことで、生徒は主体的に行動できるようになると思っています。

 

その決断の一つが高校・大学受験です。確かに、生徒にとって入試は人生の通過点に過ぎません。

しかし、その通過点を時間をかけてじっくりと考えて選択する経験は、今後の人生を支える大きな財産になります。

Study Roomの役割は、その生徒らしい選択ができるように伴走することだと思っています。

 

2020年度にStudy Roomを卒業した生徒一人ひとりの進路選択の物語を以下で紹介しています。

くわしくはこちらをご覧ください。

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