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29 12月 2018

[過去問分析]英語苦手から3ヶ月で高校合格を目指す受験対策 リーディング編

10秒でわかる記事の大切なポイント

 
・京都府の公立高校中期選抜英語で40点満点中 25点を目指す受験生が対象の勉強方法を紹介している
・「前後を読むだけで解く」と「全体を読んで探す」がリーディング解答のポイント
 
 
毎年、3月に行われる京都府の公立高校の入試中期選抜。試験では5教科のテストを受けますが、今回の記事では、英語が苦手な生徒向けに、過去問分析からわかった合格点を狙える英語リーディングの解答のコツをご紹介します。
 
 

こんな生徒にオススメな勉強法!

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これから紹介する高校受験英語の解答のコツ・勉強方法は、受験まで残り3ヶ月で効率よく点数を上げたい生徒が対象となる方法です。短い期間の勉強で目指すのは、中期選抜の英語試験で40点満点中25点前後を取ることです。

 

中期選抜の5教科試験で、すべて25点前後が取れると合計点はだいたい130点前後になります。約130点が取れれば紫野高校・日吉ヶ丘高校・鴨沂高校など、京都市内でも人気の高い高校に入学できる可能性があります。

 

そのため、これらの高校を志望しているものの、英語が苦手で過去問を解いても25点に届かない生徒には役立つ記事となっています。

 
 

受験本番では初めて見る英文を読まないといけない

京都府の公立高校の入試中期選抜の英語リーディング試験は、例年、2つの大問が出題されます。大問1は20点満点で大問2は8点満点です。リスニング試験も合わせた満点は40点なので、リーディングの28点は70%を占めています。
 

中学校の定期試験と中期選抜試験の大きな違いは、出題される英文を読んだことあるかどうかです。
 

定期試験では、授業中に読んだことがある英文が出題される可能性が高いです。しかし、中期選抜で出題される英文は、おそらく事前に読んだことのない生徒が大半になるでしょう。
 

そのため、中期選抜の問題を解いてみると「時間が足りない!」と言う英語の苦手な生徒が多いです。中期選抜の英語試験で25点前後を目指す生徒には、「前後を読むだけで解ける問題」と「全体を読み、該当箇所を探す必要がある問題」それぞれの対策方法を伝えています。
 

そこで、この記事では中期選抜の英語長文を読みやすく・答えやすくするためのポイントをお伝えします。
 
 

前後を読むだけで解けるリーディング問題

ここからは、2016年度の京都府の公立高校の入試中期選抜の英語問題大問1をもとに、長文全体ではなく設問の前後1~2文を見るだけで解答できる問題について見ていきましょう。
 

2016-english-test-kyoto-1
[参照元:2016年度京都府公立高校入試問題英語|京都新聞

 
 

問題1:動詞の変化を答える問題

問題1(haveの変化形)に答えるために読む必要がある部分は、以下の問題箇所が含まれる文だけです。
※問題文の赤囲みの部分
 
 
However, she could not go to the school because it was far away from her village and she ①(have) to help her father with his work on the farm.
 
 
これを読むだけで解答できるなら「時間がない!」と言っていた英語が苦手な生徒でも安心だと思います。
 

答えにたどり着くには、前後の文章を日本語に訳し、動詞や助動詞の時制を確認すれば「have to」をどのような形にするかは予想がつくと思います。
 

上記の問題を解答するのに長文全体を読む必要はありません。紹介した文章だけで解答可能です。
 
 

問題6:並び替え問題

では次に並び替え問題を見てみましょう。

 
 

In Africa, the number of children「 / アat school / イbecoming / ウthan / エis / オlarger / カstudying 」before.

 
 

「the number of children」という主語が与えられており、文末に時間を表す「before」があります。ここからヒントを得て考えるべきことは以下の2点です。

  • 動詞は何なのか?
  • erがあるということは比較の分野ではないか?

このように考えていけば、上記の文章を見ただけで解答できます。文章全体を読む必要はありませんが、文法の知識は必要になってくるので、テクニックだけで正解できるわけではないことに注意しましょう。

 
 

英語長文は問題を解くために読もう

問1と6を見るとわかるように、受験本番において、英語の問題文すべてを精読する必要はありません。しかし、真面目な生徒や完璧主義の生徒ほど、「すべての長文を読まないと気がすまない!」と言います。

 

受験本番に英語の長文を読む目的は「時間内に問題を解いて数多く正解すること」です。

 

普段の学校の英語の授業では一つひとつの文章を精読し、日本語に訳し、ノートを提出する課題が多いのでそれが身に染み付いている生徒が多いです。ただし、受験は時間との勝負なので、解答に必要な部分だけを読むという割り切りは大切なのです。

 

各年度の、前後を読むだけで解ける問題の配点を見ると、12-15点分あることがわかります。

 

reading-score

 

前後を読むだけならば10分程度で終えることができる生徒が大半なので、極端なことを言うと、10分程度でリーディング問題の半分の点数を稼ぐことができます。
 

過去問を解いてみて時間が足りなかった生徒は、「 前後を読むだけで解ける問題 」を優先的に解くようにしましょう!

 
 

全体を読み、該当箇所を探す必要があるリーディング問題

この問題で正解するには「速く、正確に読む力」が求められます。
 

ただ何となく速く読もうとするのではなく、メリハリをつけて読むことが大切です。
 

メリハリをつけるとは設問になっている「キーワード」を長文から素早く探し出して、そのキーワードがある文章を中心にじっくりと読むことです。

 
 

問題文からキーワードを探す流れ

以下の問題文からキーワードを探し出してみましょう。
 

2016-english-test-kyoto-2
[参照元:2016年度京都府公立高校入試問題英語|京都新聞
 

この問題文のキーワードは「an architect or a teacher」 です。
キーワードを選択する際はその設問のカギ(問題文で多用されていない単語)となる単語を選びましょう。
 

キーワードを見つけその周辺部をしっかりと読むことができれば”何となく”がなくなり正答率が飛躍的に高まります。今回のキーワード「 an architect or a teacher」 は以下の1箇所しか出てきていません。
 

2016-english-test-kyoto-3
[参照元:2016年度京都府公立高校入試問題英語|京都新聞
 

この部分をじっくり読めば、正解に近づいていけます。
 

キーワードをもとに正解が書かれている部分を探すのではなく、なんとなく問題文を読んで答える生徒の正解率は低いです。素早くキーワードを文中から探し出し、じっくりと読むというメリハリを意識して解答するようにしましょう。

 
 

内容一致の問題からキーワードを探す流れ

2016-english-test-kyoto-4
[参照元:2016年度京都府公立高校入試問題英語|京都新聞
 

この問題8の選択肢からキーワードを選んで、本文中から抜き出してみましょう。
 
(ア)「build a new school」
2016-english-test-kyoto-5
[参照元:2016年度京都府公立高校入試問題英語|京都新聞

 
(ウ)「opened doors to new worlds」
2016-english-test-kyoto-6[参照元:2016年度京都府公立高校入試問題英語|京都新聞

 
(エ)「57,000,000 girls」
2016-english-test-kyoto-7
[参照元:2016年度京都府公立高校入試問題英語|京都新聞

 
このように本文からキーワードを探し、その周辺部をじっくりと読むと解答ができます。
 
ちなみに、イの選択肢のようにキーワードが設定しにくいケースもありますが、ア・ウ・エを確認することで解答は可能です。そのため、キーワードが見つかった設問から適当なのかどうか考えてみましょう。

 
 

まとめ

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京都府の公立高校の入試中期選抜の英語リーディング試験で、速く解答するためのテクニックを紹介しました。
 
しかし、これは受験までの残り時間の少ない生徒が、1点でも点数を伸ばすための付け焼き刃的な方法です。
 
時間あるなら、テクニックだけではなく、「今日からスタート高校入試 英語」の以下の単元を使って、長文を早く読むために必要な知識・スキルを身につけましょう。そうすれば「長文が前よりもスラスラ読めるようになったかも」と実感できるはずです。

 

7.不定詞(1) / 9.動名詞 / 16.分詞 / 17.関係代名詞(1) / 18.関係代名詞(2)
 
もちろん、「今日からスタート高校入試 英語」をわざわざ買わずとも、いま使っているテキストの該当する範囲を勉強すれば大丈夫です。
 
覚えておいてほしいのは、高校からの英語はテクニックだけでは通用しません。
ゆえに志望校に合格した後はテクニックだけではなく、英語を語学として捉え長期的に勉強していきましょう。

 
 
 
Study Roomでは、1コマ単位で履修できる冬期講習を12月〜1月に実施しています。受験に向けて効率よく勉強していきたい方は、マンツーマン指導の丁寧な授業を提供いたしますので、ぜひお問い合わせください。
 

冬期講習

 
また、京都府公立高校の中期選抜英語の対策についてはこちらの記事にもまとめています。良ければ参考にしてくださいね。
 

12月からでも合格できる!京都府公立高校入試-中期選抜英語-100日対策


 

[過去問分析]英語苦手から3ヶ月で高校合格を目指す受験対策 ライティング編


 
 
 

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