センター試験の世界史対策|目標設定の方法とオススメの勉強法とは?
目次
質問:センター試験の世界史で良い点が取れません。
回答:用語暗記の一歩先へ
センター試験の世界史を受験する心構え、勉強方法、目標点数の決め方について紹介していくので参考にしてみてください。
センター世界史の得点目標を明確にしよう
世界史で高得点を狙う必要があるのか?
センター試験は受験科目が多いので、「時間対効果」を考えた勉強が大切です。各教科・科目ごとの目標点を定めずに、すべてのテストで高得点を狙う勉強方法では、目標点数に届かずにセンター試験を失敗する可能性が高いからです。
例えば、世界史の勉強を100時間した結果、点数が80点から90点に上がったとします。しかし、特に点数を取るべき英語・数学などの勉強時間が減ってしまい英語と数学で点数をそれぞれ20点落としてしまった場合。
時間をかけた分、世界史の点数は上がりましたが、英語と数学の点数が下がり、全科目の合計点が30点下がってしまった(世界史+10点、英語・数学で合計−40点)ため、これでは本末転倒です。
また、ほとんどの大学でセンター試験の配点は、主要科目(国・英・数)の点数が200点満点、理科・社会は100点満点です。世界史は点数配分が低く、科目の性質上高得点を取るためには多くの時間が必要となる可能性が高いです。
センター試験で目指す目標は、志望校合格に必要な得点を取ることです。この目標を達成するための手段として、世界史で高得点を狙う必要があるのか改めて考えた上で勉強を進めていきましょう。
センター世界史では用語の意味と年号を一緒に覚えよう
センター試験の世界史は、用語を暗記しても高得点が取りにくい問題が出題されています。高得点を取るには、世界史の用語が「どんなことを表しているのか?」「なぜそのようなことをする必要があったのか?」などの背景や結果まで記憶・理解することが重要です。
正解の近道は用語とその背景を理解すること
例えば、「ニューディール政策」について。
用語だけを暗記していても、「ニューディール政策の内容に合致するものを選びなさい」という選択問題は答えられません。せっかく用語を覚えたのに、正解にたどり着けないのはすごくもったいないことです。センター試験の世界史では、内容正誤問題やダミー選択肢が混ざった問題が多く出題されるので、用語を暗記するだけでなそのく意味もセットで覚えましょう。
用語の意味と年号をセットで覚える
用語と意味をセットで覚えて高得点が取れるようになったら、次は年号についても勉強していきましょう。なぜなら、センター試験の世界史では、時代順に並び替える問題や、何世紀の出来事なのか答える問題が多く出題されるからです。
しかし、世界史の重要用語すべての年号を覚えるのは簡単ではありません。そこで役立つのが、世界史の出来事を年号でまとめた問題集です。その問題集を活用して重要な用語・年号から覚えていきましょう。年号も合わせてしっかり覚えられるとセンター世界史で90点台が取りやすくなります。
センター試験過去問で世界史を対策する
世界史が2次試験では必要なく、センター試験のみを受験するなら、センター試験の過去問を繰り返し解くことが高得点への近道です。
なぜなら、センター試験の世界史の問題傾向が決まっているからです。世界史で90点以上を取る必要があれば、難問へ対応するために広範囲を細かい部分まで理解しなければなりません。しかし、80点台を狙うのであれば過去問で出題率が高い範囲を中心に演習することをおすすめします。
センター世界史を受験する際の目標設定と勉強法のまとめ
いかがでしたでしょうか?
センター世界史を受験する際は、まず志望校合格には世界史で何点取らないといけないのか考えた上で勉強するようにしましょう。勉強する際は、用語を覚えるだけでなくその用語の背景まで理解することが大切です。用語とその背景が理解できればセンター世界史の過去問を繰り返し解いて、出題率の高い範囲を中心に演習する。これで80点台を目指せるようになります。
センター世界史で90点台を目指すには、用語とその背景の理解だけでなく年号の暗記も必要です。そこまでできれば志望校合格に向けた目標点数のクリアが見えてきますよ。世界史受験に向けた作戦を立てて、しっかりと実行していきましょう!