受験生が見えない不安と戦うには元気の源が必要!
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質問:受験が不安すぎてつらいです…。
不安を解消する方法を教えてください。
回答:不安ってなんだろうか?
国語辞典で調べると、
不安:「何かが気がかりで落ち着かない心の状態」
だとわかります。
ということは、気がかりなことをはっきりさせること、心を元気な状態にする方法がわかれば、不安が薄まるはずです。
不安とうまく戦う3つの方法
1.不安をなくすのではなく、うまく付き合う
受験生は不安があるとき、その不安を消そうとして苦労してしまいます。しかし、大切なのは不安を解消することではなく、不安との付き合い方です。不安とは「何かが気がかりで落ち着かない心の状態」です。だから、まずは何が不安の原因なのかと考えてみましょう。
例えば、受験で高得点を取らないと合格できない、でもちゃんと高得点が取れるかわからず不安だと考えているとします。この場合、高得点とは何点以上のことを意味しているのかはっきりさせるといいでしょう。志望校に合格するために必要なことは、受験で満点を取るのではなく、合格点を取ることです。もし6割正解できれば合格することがわかれば、4割の問題は答えられなくてもいいことがわかります。
このように、不安がどのようなところから生まれているのかわかると、不安とうまく付き合うことができ心が落ち着いてくるはずです。
2.試験本番と同じスケジュールで予行練習する
受験生の不安をもっとも和らげてくれるのは、毎日取り組み続けてきた勉強で積み重ねた自信です。しっかりと勉強してきた習慣が自信となり、受験当日に受験生を支えてくれます。だから、不安が止まらないのであれば、まずは手を動かして勉強に取り組みましょう。
おすすめの勉強方法は、解き慣れた基本問題や計算問題を解くことです。自分が正解できるレベルの問題を解き続けることで、不安で弱っている心を元気な状態にしてあげるようにしましょう。もしこの勉強方法が効果的でないと感じたら、思い切って少しだけ休んでください。きっと不安が増えてきて勉強せずにはいられなくなります。不安は必ずしも悪いものではなく、付き合い方によってはパワーになってくれるのです。
また、試験本番と同じスケジュールで予行練習をしておくと、試験当日のイメージが湧きやすくなり「試験に対して理由がわからないけど不安に感じる」ことは減っていくでしょう。詳しい予行練習の方法は『受験生は絶対に◯◯の練習をしよう!冬休みの過ごし方-勉強編-』をご参考ください。
3.元気がでる「モノ」を準備しておく
身体や心の状態には必ず波があります。しかし、受験当日に必ずしもいい状態になるかはわからないので、調子が良くても、不安がいっぱいでも一定の結果を出せるようにしなければなりません。「今日はどうも調子が悪いぞ」という時に役立つのが、元気づけてくれる「モノ」です。
昨年映画が公開された「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」に登場するさやかちゃんは、坪田先生から受験のお守り代わりと缶コーヒーをもらいました。普段、コーヒーは飲まないさやかちゃんですが、先生の気持ちがこもった缶コーヒーは精神安定剤に匹敵するものとなりました。(余談ですが、それが原因でお腹を壊し、試験中は大変だったそうです。詳しくは本か映画を見てください。)
元気がでる「モノ」は人によって違います。大切な人からもらった手紙、有名な神社のお守り、友達との思い出の写真、缶コーヒー…。私は不安を感じたり、モチベーションが上がらない時に、生徒からもらった「コトバ」を見て勇気をもらっています。
あなたにとって不安を和らげてくれる「モノ」は何でしょうか?
そんな元気の源である「モノ」と一緒に受験の不安と戦いましょう!