12月からでも合格できる!京都府公立高校入試-中期選抜国語-100日対策
目次
質問:12月からの勉強でも府立高校に合格したい!
回答:短期間の勉強でも合格できる可能性あり!
12月は入試の3ヶ月前です。残り時間は決して多くはありませんが、志望校を高望みしすぎなければ十分合格する可能性があります。そこで大切なのは、受験までの約100日間で5教科を無駄なく勉強すること。
今回の記事では、京都府の公立高校中期選抜 国語試験の問題分析と、100日間で志望校合格を目指すおすすめの勉強方法・参考書をご紹介します。よかったら最後まで読んで、参考にしてみてくださいね。
京都府の入試問題に合った受験対策をしよう!
しかし、京都府公立高校の中期選抜の国語試験では、基礎力を身につければ点数が取れる可能性が高いのです。
その理由について見ていきましょう。
中期の国語は「バランスのいい」問題
京都府公立高校の中期選抜の国語は古文1問と説明文1問がバランス良く出題されます。そのため「古文だけをやればいい」といった作戦をとることは、なかなかできません。
時々、受験を前にした生徒の中には「受験まであと三か月しかない…国語なんて文章が読めないと解けないんだから、他の科目をやろう、国語はやらなくていいや!」と考える子もいます。しかし基本的なことを学習するだけで、点が取りづらいと思われる国語でも点を取ることができるのです。
では、古文と説明文の傾向ををより詳しく見ていきましょう。
古文の傾向:現代仮名遣いと文章の主語はおさえるべし
古文は全体の30%と出題量は少ないですが、出題頻度の高い問題もあるので対策をすれば必ず点数を取れる問題があります。
令和2年度 古文の問題
例えば、よく出題される問題に(1)の「現代仮名遣いを書け」というものがあります。これは現代仮名遣いのルールさえ知っていれば解ける問題なので必ずおさえたいですね。
令和2年度 古文の問題
また、(3)や(4)のように文章の主語を問われる問題や、会話文がどこから始まるかを問われる問題も多く出題されています。
古文を読むときに、登場人物を整理しながら読むことで答えられる問題なので、覚えておきましょう。
説明文の傾向:文章を読まなくても解ける漢字や品詞の出題がある
説明文は全体の70%になりますが、その問題の中には「文章が読めなくても解ける問題」もたくさんあります。
平成31年度 説明文の問題
例えば、この6つの問題の中で、本文の内容を理解していなくても解ける問題はどれでしょうか?
答えは(1)と(4)と(5)です。
漢字の読み書きや基本的な文法などを答える問題で、 説明文の問題では説明文の内容とは関係ない問題が半分ほど出されます。このほかにも熟語の構成や語句の意味を問われる問題など文章を読まなくても解ける問題があります。
このように、京都府公立高校の中期選抜国語では「文章が読めなくても解ける問題」や対策さえすれば必ずわかるようになる問題が毎年たくさん出されています。そして入試で大切なことは、このような基本的な知識で解ける問題で確実に点を取ることです。
とくに国語の読解問題は、なかなか安定して点を取ることが難しいですよね。だからこそ、他の教科以上に基本的な知識がとても大事になるのです。
100日で合格するために国語ですべきこと
さて、それでは実際に京都府公立高校の中期選抜国語のために、あと100日で何を勉強すればいいのでしょうか?
基本的な文法の要点は抑えておこう!
中期選抜試験では、現代文・古文ともに知識問題が多く出題されるため、文法の復習が重要です。
基本的な文法事項を扱う問題は、確実に得点を取れる問題です。何度も解くことで、これらの問題は落とさないようにしていきましょう。
とくに、説明文では品詞や熟語の構成、古文では現代仮名遣いや係り結びは要チェックです!学校で使用している参考書などを使ってこれらの分野を重点的に復習していきましょう!
接続詞と漢字に取り組もう!
説明文の問題では、漢字の読み書きが必ず出題されています。中には小学生で習うような問題もあり、ここで落とすのはもったいないですよね。
多くの参考書には「よく出る漢字一覧」というのがついています。自分の持っている1冊を完璧にすることで、漢字の問題は必ず正解できるようにしましょう!
また読解の問題では適切な接続詞を選ぶ問題も例年出ています。それぞれの接続詞がどのようなときに使われるかを理解しておくと読解問題も解きやすくなるので取り組んでおきましょう。
過去問は5年分解こう!
古文も現代文の読解も、繰り返し問題を解いて演習を積み重ねることが点数を上げるためには重要です。
とくに中期選抜試験では、古文で出される会話文を用いて文章の大まかな意味を問う問題や、説明文で出される会話や発表に関する問題など、独自の問題も目立ちます。過去問を5年分ほど演習すると、問題の傾向にも慣れることができるので計画的に取り組みましょう。
ただし、読解問題は解答を読んでも「なんでこれが間違ってるの?」「自分の解答ってこれで合ってるのかな?」と疑問が解決しにくく、1人で勉強することが難しい場合もあります。このように国語の勉強に困ってしまった時には、学校の先生に質問するか、塾に頼るのが1つの手です。
基本が確認できるおすすめ参考書
繰り返しになりますが、京都府公立高校の中期選抜では、漢字や文法事項といった基本問題を確実に正解することが大切です。
しかし、試験までたくさん時間が残っているわけではありません。そこで、漢字・文法などの問題が一緒にのっているような参考書を1冊選び、とにかくその1冊を繰り返し勉強する、というのがいいでしょう。
とくに国語に関しては、何冊もの参考書に手を広げることはおすすめできません。受験本番まで時間が十分にないので、志望校に合格することを最優先して、ここまで紹介してきたような基礎力を高めるための勉強をしていきましょう。
Study Roomでは国語の受験勉強に、以下の参考書をおすすめしています。
今日からスタート高校入試・国語
(引用元:文英堂)
重要漢字・文法が一通りのっています。残り期間が少ないことを考えるとちょうどいい分量です。国語について何をすればいいかわからないという人は、これを一冊やりきることを目標にしましょう。
10日でできる!高校入試 中学3年分まるごと総復習 国語
(引用元:文英堂)
「今日からスタート高校入試」よりも、より要点がしぼられている参考書です。国語に時間をかけられないけど、何をすればいいんだろう?という人には、内容は少なめなですが、これで要点を確認するのがおすすめです。
京都府公立高等学校 中期選抜
本番レベルテストと得点アップ対策[京都府公立高]
どれだけ国語が苦手だとしても、一度は過去問や過去問形式の予想テストを解きましょう。全く同じ文章が出ることはありませんが、本番のレベルや形式は毎年それほど変わりません。実際の試験の雰囲気を感じてみましょう。
まとめ
国語は普段からコツコツ勉強することが難しい教科なので、冬から受験勉強を始めるにはもう遅いと思われがちです。しかし、京都府公立高校の中期選抜では、ポイントさえ押さえるだけで必ずある程度の点数がとれます。最後まであきらめずに、今回紹介したような内容の勉強を続けてくださいね。